いい女研究所
いい女の思考

いい女は子どもの頃から要素あり

咲子と出会ったのは、小学生の頃。
私が転入した近畿地方の小学校で、同じクラスだった。

咲子は子どもの頃から、好奇心が旺盛だった。

だから咲子が考案した遊びは、とにかく奇想天外で面白かった。
彼女は企画の天才だった。

そして、実際勉強もよくできる子だった。
小学校の授業以外にも勉強に費やす時間が他の子よりも多かったから。
本当にがんばっていた。

学区内の公立中学のレベルや治安が良かったためか、
あまり中学受験が盛んな学区ではなかったから、
周りの友達が放課後に遊んでいるなか勉強に励んでいた咲子は、
意志が強く偉かったと思う。

勉強

だけど、忙しい勉強の合間を縫って、咲子は親に隠れながらマンガをこよなく愛した。
高橋留美子、手塚治虫、浦沢直樹、岡田あーみん、吉田戦車、楳図かずお…ジャンルは幅広かった。
本も読み漁っていた。

塾がなく外で遊べる日には、咲子プレゼンツ「心霊写真を撮るツアー」が開催され、
5人くらいで近所の雑木林にでかけ、心霊写真っぽくなるように工夫しながら写真を撮る遊びをしたりした。
行く途中でスーパーに寄り、菊の花を買った。
今思うと、かなり不謹慎でアホ丸出しだが、
今でも最高に面白い思い出。

しかも、雑木林で木に打ち付けられたホンモノのわら人形を発見してしまい、
「ギャァァァァー!!!」と叫びながら猛ダッシュで逃げたオチ付き。

ぎゃぁぁぁ!

そんな咲子は、トップクラスの私立中学に合格し、大学は東京の超難関に入学した。
社会人になってから、先に関東に戻っていた私と再会。

今に至る。

期待していた奇抜さはなく残念?な気もするが、素敵なレディに成長していた咲子。
しかし、やはり好奇心の旺盛さは健在!

咲子の話題はとにかく面白い。
お酒の失敗エピソードも天下一品だし、ふと興味を持った建物や施設などへは、
自分の目で確かめるために足を運ぶ行動力も素晴らしい。
彼女はただ観るだけではなく背景も調べ尽くすので、興味を持った物事は
しっかりと彼女の知識になっている。

その興味の対象は、ものすごくシュールで馬鹿げたものも多い。

一方ではずっとやりたかった仕事があり、そに向けて努力し掴み取った一面もある。
立派なキャリアウーマン。
憧れる。

「自分は男運が悪い」と、腐っていた時期も知っているが、素敵な男性に出会って35歳で結婚した。

花嫁

咲子のように話題豊富で、物知りで頭のいい女性には、いい男が似合う。

旦那さんは同い年。
咲子のような面白く知的な女性を探していたみたい。

やっぱりね。
知的で面白い女性なら(美人だし)、30過ぎてもいい男に選ばれるし、
いい男を選べるんだよね。

咲子を見ていると、本当にそう思う。