いい女研究所
いい女の思考

電車内でぇ〜切り裂きジャックにぃ〜出会ったぁ

前回の記事を書きながら、思い出した事がある。

前回記事:電車内で化粧する女たちよ

もう、12年くらい前の話しになる。
ある昼下がりの土曜日のことだった。

私は都心に向かう電車に乗り、座席に座っていた。
都心に近づくにつれ徐々に混み出し、チラホラと立つ人が増え始めた頃に、
20歳くらいの女性が乗ってきた。

カジュアルな服装で、Tシャツにデニム、スニーカー姿。
カラダは小柄で、ややぽっちゃり。

私はなぜか彼女の顔を見た瞬間、失礼ながらギョッとしてしまった。

びっくり猫

すぐに理由はわかった。
眉毛が全然なかったからだ。

彼女は、ドすっぴんだった。

でもね、若いからドすっぴんでもいいのよ。
ピチピチしてるんだから。
敵なしよ。

ただ眉毛がなくて、視力が悪いのか目つきがなかなか悪かったから
一瞬ギョッとしただけで…。

そんなことを思ってるうちに、彼女は私の斜め前に立ったの。

すると、すぐにバッグをガサゴソ始め、
おもむろに取り出した折りたたみ式カミソリで、
顔剃りを始めやがったてしまいました。
((((;゚Д゚)))))))

おおおおおおーい、正気か!?

人がいる場所でカミソリを取り出す人なんて、あんたか切り裂きジャックくらいだよ。

もう、あんたのことジャックと呼ぶよ。

周りの人たちも、本当にこういう表情してたからね。↓
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もし今…電車が急ブレーキをかけたら、どうなる???

いや、ジャックの顔がスッパリいく分には
自業自得だからいいんだけどさ、
周り、結構混んでたよ?

どうする?揺れた瞬間、ジャックの足がもつれて、隣のスーツのお兄さんの首の
頸動脈をスパッとやってしまったら。

一歩間違えりゃ殺人鬼だよ。

こういう時って、つくづく思う。
「想像力」の欠如が人の命を奪うんだなって。

あれから10年以上経つけど、ジャックはちゃんと自分のアホさ加減に気づいて、
更生してくれてたらいいな。
うっかりやらかして、刑務所に入ってないことを願うよ。

あ、ちなみにジャックはあの日、
見事に立ちながら下地、コンシーラー、リキッドファンデまで塗り、
アイライン、マスカラ、アイシャドウ、ついでにノーズシャドウまでして
バッチリフルメークを仕上げて渋谷で降りて行ったよ。

見たくもない全裸からの着替えを、一部始終見せられた気分だったよ。
(ムダ毛処理までも…)

それに、なんかまぁ…アレだね。

そこまでしても、あんまりかわいくなれてなかったわ。
(´・ω・`)

やっぱり女は、品と思いやりだわね。


そうそう!こんな感じのカミソリだった。