いい女研究所
いい女の思考

「いい女」ってなんだ?

「いい女」ってなんだ?と考え始めてしまった。
35歳にもなって。

いや、35歳だからか?

仕事で港区に異動になった事がきっかけ。

私は、毎日の通勤には都営大江戸線を利用している。

今朝、ホームで電車を待っているとき、
ふと右側に質のいい皮の手袋が視界に入ってきた。

それは、これまた質のいい生地のベージュのショートコートの
ポケットから出ていた。

ふとそのまま見上げると、そこには背の高いイケメンの姿が。。。

キラキラ

厳密にいうと、顔のつくりが恐ろしく美しい、という意味の
イケメンではないが、身を包むコート、スーツ、バッグ、
手袋、スマホ、イヤホン全てがセンスに溢れていた。

そして、ピンと背筋を伸ばし、最新のスマホを操作するその所作が
とても美しかった。

見とれましたよ。

一瞬で知性すら感じた。

もちろん、スマホでゲームなんてしていなかった。
きっと海外ニュースの閲覧でしょう(と、いう勝手な願い)。

ひとめぼれ、というわけではないのけど、ハッとするほど
魅力的な人っているもんだなぁ~という尊敬・感心。

と、同時に「私なんて微塵も相手にされないんだろうなぁ。」と
自分を下げていることに気づいてしまった。

「もっと若くて美人で知的で学歴もキャリアもユーモアもある
女性じゃないと、似合わないものね。私なんてもう手遅れだわ。
ダメだ。」と。

いつから私はこんなに自信がなくなってしまったのだろう。

汚れたパンプス

私は今35歳。
そりゃね、当然若さで勝負する歳ではないし、外見よりも
内面や経験が美しさを作る基礎になるよね。

細く引き締まった脚(特にヒザ)を出して、
キラキラした笑顔を振りまいて闊歩していた時代は終わり、
次のステージへ突入したんだよね。

でも私はそのステージの切り替えに、
どうも成功していないよう。

やっぱり、自分に自信がない女性には魅力がないよね。
そうなってはいけないとわかってはいるのだけど、
どうも最近ダメ。

今の私に、これといったキャリアがないこと。

「キャリアがない」と言い切るのも乱暴だけど、
要は現状に満足できていない。

肩書きも給与も。

そして、将来に対する不安や恐れ、淋しさなんかが
心を静かにかき乱しているから、
それが外に出てしまっているのね。

なんだかね、お肌にも背筋にも現れちゃってる。

ここ最近は外見磨きすら怠っていたから、
完全に自信喪失になっていたのね。

これはいけませんよね。
このまま歳を取るのはとても危険!

よし!気づけてよかった。
ありがとう、イケメン!

自分を高める努力をするよ。
いい女になる!

ところで、「いい女」ってどんな女だ?