玄関を開けるたびに、なんか暗い。なんかよどんでる。なんか好きじゃない。

そう感じ続けて、もう何年経ったんだろうって思ってました。引っ越してきた当初から、うちの玄関ってどこか殺風景で、帰宅のたびに微妙なテンションになってたんです。傘立てと靴箱だけがある、ただの通路。「まあ玄関なんてそんなもんか」って思って放置してたんですが、去年の春にふと観葉植物をひとつ置いてみたら、それだけで家の空気がぜんぜん違ってきた。今日はその話をしたいと思います。

玄関って、インテリアの中で一番後回しにされがちな場所だと思う

リビングや寝室には気を遣うのに、玄関ってなぜか後回しにしがちですよね。私もずっとそうでした。インテリアに多少は興味があっても、玄関の優先順位はいつも低かった。靴さえ収納できれば十分、みたいな感覚。外から帰ってきて最初に目にする場所なのに、です。

でもね…、「なんか玄関が好きじゃない」という感覚って、実はずっと家全体のムードに影響してたんだろうと今は思います。帰宅のたびにテンションが微妙になる玄関って、意識してないだけで、その家で過ごす自分の気分にじわじわ影響しますよね。「帰ってきたくない」「家に居心地が悪い」という感覚に、実は玄関の状態が関係していることって多いんじゃないかと思うんです。

インテリアの専門家が「玄関はもてなしの空間」と言うのも、風水が「玄関は気の入り口」と言うのも、根っこでは同じことを言っている気がします。玄関を整えることが、家全体のムードを整えることに直結しているということですよね。帰宅するたびに「ここ好きだな」と思える玄関にするだけで、毎日の暮らしの質がちょっと変わってくる。そう気づいたのは、パキラを置いてからでした。

パキラをひとつ置いただけで、帰宅のたびに気分が違う

玄関に観葉植物を置いたら、家の空気がぜんぜん変わった話。風水的にも理にかなってた

最初に買ったのは、パキラでした。ホームセンターで1,500円くらいの小ぶりなもの。幹がくるくると編んであってかわいいし、「丈夫で育てやすい」と店員さんに言われたのが決め手になりました。

靴箱の上に置いてみたら、あ、なんか、いい。それだけで玄関が「空間」になったんです。緑があるだけで、ただの通路が部屋に変わる感じ、わかりますか?なんか「ここに誰かが暮らしている」という感じが出てくる、とでも言えばいいのかな。生き物がひとつあるだけで、空間の印象がこんなに変わるとは思っていませんでした。

うちは玄関に窓がないので、最初は「暗いとこに置いたら枯れるだけでしょ」って思ってたんですよ。でもパキラは耐陰性が高くて、光量が少ない場所でも元気に育ってくれました。その強さが頼もしくて、今では毎日見るのが楽しみになっています。帰宅のたびに「ただいま」って話しかけてる自分がいて【いや、怪しいのはわかってる】、でもそれが地味にいいんです。殺風景だった玄関に、生き物のエネルギーが加わったというか。「帰ってきた」という感覚が、ちょっとあたたかくなりました。

植物選び、私は一度盛大に失敗しました

パキラの前に、一度玄関で植物を枯らしているんです。正直に言います。

フィカス・ウンベラータっていう植物、ご存知ですか?ハート形の大きな葉が美しくて、インテリアショップでもよく見かける、おしゃれな人たちに人気の観葉植物です。私も「これだ!」ってときめいて、奮発して3,000円くらいのを買ってきたんですよ。「これで玄関がカフェみたいになる」って本気で思いながら。

でも玄関に置いた途端、みるみる葉が黄色くなって、ポトリポトリと落ちていって。一ヶ月もしないうちに丸坊主になってしまいました。あのときの敗北感はなかなかのものでした。「植物を枯らすたびに運気も落ちてるんじゃないか」って不安になったもん。【完全に気にしすぎなんだけど】

ウンベラータは本来、日当たりのいい明るい場所が好きな植物なんです。窓のない薄暗い玄関では、どうしても厳しかった。失敗してから学んだのが、「耐陰性が高いかどうか」を確認することの大切さです。耐陰性が高い、つまり暗い場所でも育てられる植物を選ぶことが、玄関植物成功の最大のポイントだと思います。パキラ以外では、ポトス、スパティフィラム、ザミオクルカス(通称ZZプランツ)、サンスベリアなどが玄関向きと言われていますよ。どれも比較的丈夫で、初心者にも育てやすい植物ですので、最初の一鉢としておすすめです。最初から知っていれば3,000円無駄にしなかったな…という後悔は今でも少し残っています。

後から知った、玄関×観葉植物が風水的に理にかなっている理由

玄関に観葉植物を置いたら、家の空気がぜんぜん変わった話。風水的にも理にかなってた

観葉植物を置いてから半年くらい経ったころ、ふと風水について調べてみたんです。そしたら「玄関に植物を置くと運気アップにつながる」という記述がいくつも出てきて、「あ、なんか合ってたんだ」って妙にうれしくなりました。

風水では、植物は「木の気」を持つとされています。この木の気には、悪い気を払って家の中にいい気を呼び込む効果があるとされているんです。「気の入り口」である玄関に植物を置くことで、外から入ってきた邪気を跳ね返し、良い気だけを家に招き入れる、という考え方ですね。なんとなく「玄関に緑があると気持ちいい」と感じていたのは、そういうエネルギーの動きを本能的に感じ取っていたのかもしれません。

また、葉の形にも意味があるとされていて、葉先がとがった植物は「邪気払い」に効果的、丸い葉の植物は「財運や愛情運を高める」と言われています。パキラは葉先が細長いので邪気払いに向いているとされているし、ポトスの丸みのある葉は縁起がいいとも言われています。私の場合は風水を意識して選んだわけではなかったのに、結果的にいい選択をしていたということで、なんかほっとしました。直感って案外、理にかなっていることがありますよね。「なんか好き」という感覚を大切にするの、大事だな、と改めて思っています。

置き場所・日当たり・お手入れで気をつけていること

玄関のどこに置くか、も大切です。風水的には、玄関に入ったときに正面か右手に見える場所が特にいいとされています。気が最初に流れ込んでくる方向に植物があると、邪気を跳ね返す効果が高まるんだとか。うちでは靴箱の上に置いているんですが、ちょうど視界に入りやすい高さで、玄関に入ったときの第一印象がぜんぜん変わりました。スペースが限られている場合は壁際の棚の上でも十分だと思います。植物が「ある」こと自体が大事なんですよね。

日当たりについては、窓のない玄関でも耐陰性の高い植物を選べば問題ありません。ただ、時々は日光浴させてあげると植物自体も元気になりますよ。私の場合は週末に玄関から窓際に移動させて、数時間日光に当ててあげています。それだけで葉の色が違ってくるんですよね。手間はほんの少しなのに、効果は大きいと感じています。

お手入れは週に1回の水やりと、月に1回ほど葉を濡れた布で拭くのを習慣にしています。葉にホコリが溜まると光合成の効率が落ちるし、くすんで見えるので。それと、枯れた葉はすぐに取り除くこと。これは気をつけています。風水的にも「枯れた植物は悪い気を呼ぶ」と言われているので、元気な状態をキープすることが大切なんですよね。もうひとつ、植物を置いてから気づいたことがあって。玄関全体を清潔に保ちたいという気持ちが自然に生まれてきたことです。靴が散らかっていると「この子に申し訳ない」って思うようになって【どういう感覚なのかな、我ながら】、玄関をきれいにする習慣がついてきました。植物って、そういう「丁寧に暮らしたい」気持ちを引き出してくれる存在だなと思っています。

まとめ:小さな緑が、家のエネルギーを変える

玄関に観葉植物を置いたら、家の空気がぜんぜん変わった話。風水的にも理にかなってた

植物をひとつ置いただけで、こんなに変わると思っていなかった。半信半疑だったし、一度枯らして落ち込んだこともあった。それでも今は、玄関に緑があることがすっかり当たり前になって、ない状態には戻れないくらいになりました。

帰宅のたびに少しだけ気分がいいこと。「ただいま」と言いながら植物を見ること。それが積み重なると、なんか生活の質が上がった気がするんですよね。風水の理屈は後からついてきたけど、「心地いい空間を作ること」と「運気を上げること」って、本質的には同じことだと私は思っています。自分が「いい」と思える環境で過ごすと、気分がいい。気分がいいと、行動や態度が変わる。それが積み重なって、どこかで何かが変わっていく。

まず1,000〜1,500円のパキラかポトスを買って、玄関に置いてみてください。それだけでいい。小さな変化から始めればいいんですよ。