毎月1回だけ、自分のためだけの静かな夜を作っています。窓を開けて、お茶を淹れて、ノートを広げる。それが私の、新月の夜のルーティンです。

「新月に願い事を書くと叶いやすい」という話、どこかで聞いたことがありますよね。スピリチュアルにそこまで詳しくなかった私も、数年前に友人から教えてもらって、「ふーん、試してみようかな」くらいの気持ちで始めました。それが気づけば3年以上経っています。

今日は、私が実際に新月の日にやっていること、願い事の書き方のコツ、そして続けてみてわかったことをお話しします。スピリチュアルがあまり得意じゃない人でも読めるように書きますので、ぜひ最後まで。

新月の夜の準備:私がやっていること

まず最初にやるのが、新月の時刻の確認です。「今日が新月の日」とわかっても、正確な時刻があって、たとえば「○月○日の午前2時○分が新月」という感じ。私は毎回Googleで「今月 新月 時刻」と検索しています。専用アプリもあるらしいんですが、正直シンプルに検索するのが一番速くてラクです。

新月の時刻から48時間以内に願い事を書くのが良いとされているので、その時間帯を意識しておきます。夜中の2時が新月だったとしても、翌日や翌々日の夜に書いても大丈夫です。「深夜じゃないと!」と慌てなくていいんです。

時刻を確認したら次にやるのが、空間の準備。大がかりな儀式とかではなくて、部屋を少し片付けて、窓を5〜10分ほど開けるだけです。新鮮な空気を入れるイメージで。これだけで気持ちが切り替わるから、私の場合は毎回やっています。お気に入りのお茶を淹れたら、「さあ、自分の時間を始めるよ」という合図みたいな感覚になれます。

スマホはなるべく別の部屋に置いています。SNSを見ていると、どうしても他人の感情や情報が流れ込んできますよね。新月の夜くらいは、自分の内側だけに集中したい。これが、3年続けてたどり着いた、いちばん大事にしていることかもしれないです。

願い事の書き方:私がたどり着いたやり方と失敗談

新月の日にやっていること。願い事の書き方と、続けて3年で変わったこと。

願い事の書き方って、調べると色々なルールが出てきます。「新月から8時間以内に書く」「必ず10個書く」「現在形で書く」「感謝の気持ちを込める」……調べれば調べるほど増えていくんですよね。最初にこれを全部読んだとき、「なんか修行みたいじゃない!?」と思いました(笑)。

今の私がやっているのはもっとシンプルです。まず絶対に守っているのが、「手書きで書く」こと。スマホのメモじゃなくて、ノートにペンで書きます。これ、やってみるとわかるんですが、手書きのほうが自分の気持ちに近い言葉が出てくる気がします。打つより書くほうが、どこかゆっくり考えながらできるからだと思っています。

書く内容は、「なりたい自分の姿」を現在形で書くこと。「〜になりたい」ではなく、「私は〜している」「私には〜がある」という書き方です。最初はこれがすごく恥ずかしかったです。まだなっていないことを「ある」「している」と書くの、なんかウソくさくないですか?「いや、全然そうじゃないし!」と自分でツッコミたくなる。

でも続けていくうちに、この書き方の意味が少しわかってきました。「〜になりたい」と書くと、どこか「まだそうじゃない自分」を起点にしてしまう感じがします。一方で「私は〜している」と書くと、その状態を具体的にイメージせざるを得なくなる。「どんな状態になったら叶ったといえるか」を、自然と考えることになるんですよね。

数は10個にこだわらなくていいと、私は思っています。多い月は8個、少ない月は3〜4個。無理に10個埋めようとすると、「なんとなく欲しそうなもの」まで書いてしまって、後で読み返したときに「これ、本当に望んでたっけ?」となるんです。それより、本当に書きたいことだけを書いたほうが、ずっと意味がある気がしています。

「全然叶わない」と感じていた頃の話

実は最初の半年くらい、「全然叶わないじゃん」と感じていた時期があります。毎月ちゃんと書いているのに、なんにも変わらない。「やっぱりただのおまじないでしょ」と思いはじめていました。

でもね…、あのころのノートを引っ張り出して読み返してみたら、納得したんです。

「痩せたい」「モテたい」「お金がほしい」「いい出会いがほしい」。全部「今の自分への不満」が出発点になっている言葉ばかりでした。これ、何が問題かというと、「今の私はダメだから、こうなりたい」という前提のまま書いているんですよね。自分に対してずっとダメ出しをしながら願い事を書いている状態です。

それに加えて、「叶った」かどうかの基準がまったくなかった。「痩せたい」って書いたけど、何キロ?どんな気持ちになりたい?何も考えていなかったんです。願い事がぼんやりしていたから、叶っても気づけなかったのかもしれないし、そもそも何に向けて動けばいいかも見えていなかった。

この2点に気づいてから、書き方をがらっと変えました。「痩せたい」ではなく「私は自分の体を大切にしていて、毎日体が軽くて気持ちいいと感じている」。「モテたい」ではなく「私は自分を好きでいられて、好きな人と自然に仲良くなれている」。書き方が変わったのは形だけじゃなくて、自分の望みに向き合う姿勢そのものが変わったから。それからです、少しずつ「あ、これが願いに近い出来事だな」と気づけるようになったのは。

願い事の「解像度」を上げると、日常が変わってくる

新月の日にやっていること。願い事の書き方と、続けて3年で変わったこと。

書き方を変えてからもうひとつ意識するようになったのが、「解像度」です。これ、私的にはかなり大事なポイントだと思っています。

「仕事がうまくいきますように」という願い事は、正直、叶ったかどうかが自分でもわかりにくいんですよね。「うまくいく」って、どういう状態のことを言うのか。曖昧なんです。でも「私は自分のペースで記事を書いていて、読んでくれた方から『助かりました』と言ってもらえている」と書くと、「あ、先日読者さんに感想をもらったのが、これだな」と気づけます。

解像度が上がると、日常の中で「これが願いに近い出来事だな」と気づく瞬間が増えてくるんです。小さなことも見逃さなくなってくる。気づきが増えると、行動も自然に変わっていく。この循環が生まれてから、「叶う・叶わない」の感覚がガラッと変わりました。

私の場合、「信頼できる友人と笑って過ごせる時間が増えている」と書いた月に、しばらく疎遠になっていた友人から久しぶりに連絡が来たことがありました。偶然と言えば偶然です。でも、その出来事を「あ!これがそれかも!」と気づいて喜べるようになったのは、新月ノートを続けていたからだと思っています。

スピリチュアルな力がどうこうというより、「自分が何を望んでいるかをはっきりさせることで、日常の中でそれに気づきやすくなる」という仕組みだと、私は捉えています。これが「叶う」の正体なんじゃないかな、と今は思っています。

3年続けて、私に起きた変化

3年以上続けてきて、いちばん大きく変わったのは「欲しいものが変わった」ということです。

最初の頃に書いていた願い事は、「痩せたい」「モテたい」「お金がほしい」が中心でした。それ自体が悪いとは全然思っていないし、全部正直な気持ちだったと思います。でも毎月書いていると、「これって本当に私が望んでいることなのかな?」と問い直す機会が自然に生まれてくるんです。

今の私が書く願い事は、「心が穏やかな状態でいられる」「自分のペースを守れている」「信頼できる人と深い関係でいられる」「自分の仕事が誰かの役に立っている」……という方向に変わってきました。3年前の自分が読んだら「地味〜!!」と言いそうですが(笑)、これが今の私にはいちばんしっくりくる。

欲しいものが変わると、行動が変わります。「モテたい」ために頑張ることと、「自分を信頼できるようになりたい」ために頑張ることは、似ているようで全然違いますよね。後者のほうがずっと、自分が好きでいられる感じがします。そしてそういう状態のほうが、結果的に「いい関係」につながっているとも感じています。

もうひとつ変わったのが、月のリズムを意識するようになったこと。新月があれば満月もある。うちでは満月の頃に「手放すこと」を考える習慣も自然に生まれました。手放すというのは物の断捨離だけじゃなくて、「もうこれは引きずらなくていいな」という気持ちや感情の整理も含めて。月のサイクルに乗せてやることで、「なんとなくそういう時期だな」という感覚が持てて、無理なく続けられています。

毎月ひとつの夜を自分のためだけに使う。それだけで、3年後の自分はかなり変わっていました。少なくとも、私はそうでした。

まとめ:願い方は、続けることで育っていく

新月の日にやっていること。願い事の書き方と、続けて3年で変わったこと。

新月の願い事は、「書けば叶う」というより、「書き続けることで、自分が本当に何を望んでいるかが少しずつくっきりしていく」という感覚に近いです。それが、3年続けた私の実感です。

最初は「痩せたい・モテたい・お金がほしい」から始めてもいいんです。それが出発点でいい。ひとつずつ丁寧に書いていくうちに、「本当はどうなりたいのか」が見えてきます。願い方が、育っていく。

難しいルールはいらないと思います。ノートとペンを用意して、窓を開けて、お茶でも飲みながら「これが欲しい」「こうなりたい」を書いてみるところから始めればいい。正しいやり方より、続けること。これが、私の答えです。

次の新月に、ぜひノートを開いてみてください。きっと1年後には、今とは少し違う自分がいるはずだよ。