化粧水はたっぷり使ってた。美容液も奮発してた。乳液で蓋をして、週に2回はパックも欠かさなかった。それでも、なんか肌の調子がずっと悪い。毛穴が詰まってる感じが抜けないし、頬のキワはいつもカサカサしてる。寝不足が重なったりするとすぐ吹き出物ができて、そのたびに「またか…」って気分になってた。

「スキンケアが足りないのかな」ってずっと思ってたんです。もっといい美容液を探したり、新しいパックを試したり、成分にこだわったアイテムを取り寄せたり。でも、なにをしても根本が変わらない感じがして、正直かなり途方に暮れてたんです。

原因はね、クレンジングだったんです。まさかの、クレンジング。それだけで、ほとんどの悩みが解決した話を今日は書きます。

「ちゃんと落とせてるから大丈夫」の大前提が、崩れた日

私がずっと使っていたのは、ドラッグストアで定番扱いされているオイルクレンジングでした。「ダブル洗顔不要!」「マスカラもアイライナーもスッキリ!」ってパッケージに書いてあって、確かにメイクはキレイに落ちてたんですよね。洗い上がりにキュッキュッってなる感触があって、「あー今日もちゃんと落とせた!」ってなんとなく満足してた。何年も、それを疑わずに使い続けてたんです。

でもね…そのキュッキュッが、問題だったんです。

肌に必要な皮脂まで根こそぎ持っていくタイプのオイルだったらしくて、洗うたびに肌のバリアが削られてたみたいで。あの感触って「スッキリ清潔!」じゃなくて、「乾燥しすぎてる」のサインだったんです。長年、それを「ちゃんと洗えた証拠」だと思い込んでました。前提から、完全に違ってた。

スキンケアにいくらお金をかけても、クレンジングで毎晩肌を傷めてたら意味がなかった。今考えると当たり前のことなんですけど、当時の私にはそれが全然見えてなかったんです。「クレンジングなんてどれも似たようなもんでしょ」って、完全に思い込んでたから。

変えるきっかけは、久しぶりに会った友人のひとことだった

クレンジングを変えたら、ぜんぶ解決した話。

あるとき久しぶりに会った友達の肌が、なんかすごくツヤツヤしてたんです。なんか前と違う。毛穴が目立たないし、顔色もいい。「最近なんか変えた?」って思わず聞いたら、「クレンジング変えたんだよね」って言われて。

正直、最初はピンとこなかったです。「え、クレンジングで変わる?」って思ったんですよ。美容液とか洗顔料じゃなくて、クレンジング?でもその子の肌が本当にキレイだったから、「教えてよ!」って食い下がって教えてもらいました(笑)。

勧められたのはバームタイプのクレンジング。私の場合はずっとオイルタイプを使ってたので、バームって使いにくそう、溶けにくそう、ってイメージがあったんですよね。値段を聞いたら、今まで使ってたオイルの倍くらいする。最初は「うーん、クレンジングに2,000円以上か…」って正直思いました。でも考えてみたら、私は美容液に5,000円以上のやつを使ってたんですよ(笑)。クレンジングにケチって、美容液に課金する。これって完全に順番が逆だったんじゃないか、と気づいちゃったんです。

とりあえずドラッグストアで小さいサイズを探して、失敗しても被害が少ないように試してみることにしました。

肌が変わったのは、使い始めて2週間後だった

変えてすぐには、正直よくわかりませんでした。「うーん、これ本当にちゃんと落ちてるのかな?」くらいの感覚です。洗い上がりは確かに今までと全然違うんですよ。キュッキュッじゃなくて、モチッとしてる。「ちゃんと落ちてる?」って不安になるくらいの、優しい洗い上がりでした。

でも2週間くらい経ったとき、「あれ?」って気づく瞬間があったんです。いつも頬のキワがカサカサするのに、そこが乾いてない。鼻の横に詰まりやすかった毛穴が、なんかスッキリしてる。吹き出物も、あんなに頻繁に出てたのに減ってきた。特別なにかを追加したわけじゃないんですよ。クレンジングを変えただけで。

私が特に驚いたのは、スキンケアの「のり」が変わったことです。以前は化粧水をつけても、なんとなく肌に弾かれる感じがしてたんですよね。でもクレンジングを変えてからは、化粧水がスーッと入っていく感覚があって。「あ、今まで肌がちゃんと受け取れてなかったんだ」って思いました。いくら高い化粧水をつけても、肌が荒れてたら吸収できないんですよね。当たり前のことなんですけど、身をもって実感しました。あの感覚は今でも忘れられないです。

私がクレンジング選びで大事にするようになったこと

クレンジングを変えたら、ぜんぶ解決した話。

この経験以来、私はクレンジングを選ぶときにまず「洗い上がりの感触」を一番に確認するようにしています。サンプルがあれば必ず試すし、テスターがある場合は手の甲で洗い流した後にモチッとするかどうかを確かめます。キュッキュッってなるものは、今の私には合わない。それだけで選択肢がだいぶ絞れるようになったので、すごくラクになりました。

「ダブル洗顔不要」の文言が入ったものには、一度立ち止まるようにしています。これ自体が悪いわけじゃないんですよ。でも「ダブル洗顔不要」って、それだけ洗浄力が強いということでもあるんです。お肌が丈夫な方には全然問題ないと思うんですけど、乾燥しやすいタイプには向かないことがある。自分の肌と相談しながら選ぶことが大事だと思っています。

成分の難しいことを全部理解しなくてもいいと思うんですよね。「低刺激」「バームタイプ」「ミルクタイプ」あたりのキーワードを参考にしながら、「洗い上がりにモチッとするか」「翌朝の肌がどうか」を自分で確かめながらひとつずつ選んでいく。その感覚を信じること。これが、私にとっていちばん大事な基準になりました。

もうひとつ付け加えると、私の場合はクレンジングと洗顔を分けるようにしたことも、大きかったです。「ダブル洗顔不要」のオイルをやめて、バームでクレンジングしてから泡洗顔で仕上げる、という工程に変えました。これが肌に合ってたみたいで、余分な皮脂だけをやさしく取り除いた感じがするんです。

スキンケアって、「引き算」から始まるんだよ、って気づいた

あの経験で気づいたのはね、「何かを足す前に、何かが邪魔してないか確認する」ってことなんです。

私はずっと「保湿が足りない」「美容液が弱い」って思って、どんどん新しいアイテムを追加することを考えてた。でも本当の問題は、クレンジングで毎日毎日肌を乾燥させてたことだったんです。いくら後からケアを足しても、最初の工程で壊してたら意味がない。これ、今思えばすごく単純な話なんですけど、当時の私には全然見えてなかった。

うちでは今、クレンジングと洗顔料への投資を最優先するように考え方が変わりました。後から入れるアイテムも大事です。でも、最初の「落とす工程」こそお金と時間をかける価値があると思っています。友達のひとことがなかったら、たぶんまだ美容液を買い替え続けてたと思う。あの子に感謝してます、本当に(笑)。

スキンケアは「何を足すか」だけじゃなくて、「何が邪魔してるかを取り除く」ことも同じくらい大事なんですよね。引き算の発想を持てるようになってから、私の肌の調子はかなり安定してきました。

まとめ:肌荒れが止まらないなら、まずクレンジングを疑ってみてほしい

クレンジングを変えたら、ぜんぶ解決した話。

高い美容液じゃなかった。新発売のパックでもなかった。クレンジングをひとつ変えただけで、ずっと悩んでた肌荒れが落ち着いたんです。それが私の正直な話です。

もしあなたが今「スキンケアしてるのに肌の調子が悪い」「保湿してるはずなのに乾く」「毛穴の詰まりがどうしても取れない」って思ってるなら、ちょっとだけ立ち止まってみてほしいんです。今使ってるクレンジング、洗い上がりはどんな感じですか?キュッキュッってなってませんか?

もしなってるなら、それが原因かもしれないですよ。それだけで、解決するかもしれないんです。スキンケアで行き詰まったとき、答えは「もっと足す」じゃなくて「何が邪魔してるかを取り除く」ことにあったりします。私はそれに気づくのに、何年もかかってしまいました。あなたには、もっと早く気づいてほしいな、と思って書きました。