クローゼットを開ける。服はある。たくさんある。でも、「着ていく服がない」ってなるんですよね、毎年この季節。秋になった瞬間、急に途方に暮れる。春夏はそうでもないのに、秋冬だけなぜかこうなる。私だけじゃないですよね!?

実は最近、友人のゆみちゃんと話していて「秋冬コーデって難しくない?」という話題になりました。「なんかモコモコになるか、逆にダサくなるか、どっちかなんだよね…」って言うんです。わかる!すごくわかる!その感覚。秋冬コーデって、なんとなく「重ねれば暖かい=オシャレ」と思い込んじゃうから、気づいたらもっさりしてた、なんてことが本当に多いんですよね。

そんな私も長年やらかしてきた側の人間です。重ねて、重ねて、気づいたらなんかすごい量の服を着てる、みたいな。でも今日は、そのあたりの失敗談も交えながら、シンプルで大人っぽく見えるアイテムについてたっぷりご紹介します!

クローゼットにあるのに「着ていく服がない」のはなぜか問題

この問題ね、実は「服の量」とは関係ないんですよ。むしろ逆で、服が多い人ほどこれに陥りやすい。なんでかって言うと、どれをどれに合わせればいいか、瞬時に判断できなくなるから、なんです。秋冬って、春夏に比べてアイテム数が一気に増えるじゃないですか。コート、ジャケット、インナー、ニット、スカーフ、ブーツ……組み合わせが多くなれば多くなるほど、逆に選べなくなる。これ、「選択疲れ」ってやつです。

私が経験した中でいちばんひどかったのは、何年か前の秋。プチプラアイテムをいろいろ買い集めて、クローゼットがパンパンになったとき。毎朝30分かかっても「今日のコーデ」が決まらなくて、結局タイムアップで「まあいいや」って適当に着て出かけた記憶があります。そのときの気持ち、いまでも覚えてる。なんか負けた感があるんですよ(笑)。コーデに負けた朝って、一日中どこかテンションが上がらないじゃないですか。

だからこそ秋冬こそ、「軸になるアイテム」を持っておくことが大事なんです。これさえあれば大丈夫、というものを手元に置いておく。あとはそこに合わせるだけ、にする。シンプルで大人っぽく見えるアイテムって、まさにそういう「軸」になれるものばかりなんですよね。「流行に左右されない」「どんな組み合わせにも使える」「なぜか品よく見える」、この3つを満たすアイテムを今日はひとつずつ見ていきましょう。

シンプルコーデの「大前提」を、私は長年勘違いしていた

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

ここで正直に告白させてください。私、長いこと「シンプルコーデ=なんとなく地味」だと思ってたんですよ。シンプルって言葉のイメージが、どこかモノクロで面白みがない感じがして、「シンプルにする=個性を消す」と思い込んでいたんです。だから若い頃はとにかく「何かを足す」ことに躍起になっていました。アクセサリーを重ねて、スカーフも巻いて、バッグは大きめで、みたいな。

でもね…、それ完全に逆でした。本当に逆だった。

シンプルって、「引き算の美学」なんですよね。何を足すかじゃなくて、何を引くか。どこにアクセントを置いて、どこを「余白」にするか。これができている人が、いちばん大人っぽく見えます。「こんな少ないアイテムで、なんでこんなにオシャレなんだろう」って思う人いますよね?そういう人たちは、足し算じゃなくて引き算をしているんです。素材の良さが際立つよう、余計なものを置かない。カラーが美しく見えるよう、他の要素をそぎ落とす。この発想に切り替えるだけで、コーデって全然変わってきます。

私がこれに気づいたのは、ミラノ出身の女性と話したことがきっかけでした。彼女のコーデって、本当にシンプルなんですよ。白いシャツ、きれいめのパンツ、それだけ。でもなぜかものすごく上品に見える。「その服、どこで買ったの?」って聞いたら、「わからない、お母さんからもらったから」って言うんです。ブランドでもない、流行でもない、でも圧倒的にかっこいい。あれが私にとって、「シンプルコーデの本当の意味」を教えてくれた瞬間でした。シンプルって、実は最強なんですよ。

オーバーサイズのコートは、大人の救世主

秋冬コーデで絶対に外せないアイテム筆頭が、コートですよね。「コートで決まる」といっても過言じゃないです。どんなにインナーがキマってても、コートがもっさりしてたら残念なことになる。逆に、コートがかっこよければ、多少インナーが普通でも「雰囲気のある人」に見えます。コートって本当に偉大!

そのコートの中で私が近年いちばん推しているのが、オーバーサイズのコートです。「大きいサイズって太って見えるんじゃ?」って思う方もいるかもしれませんが、それはサイズの選び方と着こなし方次第なんですよね。正しく着れば、オーバーサイズコートは間違いなく「大人っぽさ」を底上げしてくれます。ポイントは、「縦のラインを意識する」こと。コートを羽織ったとき、前を開けて縦のラインを出す。もしくは、ウエストにベルトをつけて、メリハリを作る。ボトムスはタイトめにして、コート全体をシルエットとして見せる。この組み合わせが、「もっさり」を「あえてのゆったり感=大人のラフさ」に変えてくれるんです。

私が今持っているオーバーサイズコートは、グレージュのウール混素材のものです。これが本当に万能で、デニムにも合わせられるし、タイトスカートにも合う。白いシャツを中に入れて、コートだけさっと羽織る。それだけで一気に大人っぽくなります。値段は高めでしたが、5年以上着ています。単価計算したら全然高くない(笑)。「いいコート一枚」が、秋冬のコーデ力を何倍にもしてくれるんですよ。

タートルネックが持つ、静かなる威圧感

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

タートルネック、好きですか?「首が苦しい」「なんか堅苦しい」と苦手意識を持っている方もいるかもしれません。わかります、昔の私もそうでした。でも今はもう、タートルネックなしの秋冬コーデは考えられないくらい、どっぷりハマっています。

タートルネックの何がいいって、「顔まわりをきれいに見せてくれる」んですよね。スクエアネックやVネックが「開く」ことで顔を引き立てるのとは逆に、タートルネックは「首を包む」ことで顔立ちをクリーンに見せる効果があります。肌荒れが気になる日も、首まわりがすっきりまとまっていると、なぜか全体的に清潔感が出るんですよ。不思議!

カラーのタートルネックに挑戦したこともあります。えんじ色のニットのタートルネックを購入して、秋っぽいコーデにしてみたんですが、これが思った以上に好評で。職場の後輩に「なんかいつもより大人っぽいですね!」って言われました。えっ、いつもは大人っぽくないってことですか(笑)?でも確かに、タートルネックは「落ち着いた女性」の印象を醸し出す効果があるんだと思います。薄手のタートルネックは、インナーとして使うのもおすすめです。チェスターコートの下に白いタートルネックを合わせるだけで、一気にこなれ感が出ます。ベーシックカラー(白・黒・グレー・ベージュ・キャメル)でひとつ持っておくと、ありとあらゆるコーデに使えますよ。

黒スキニーパンツという最終兵器について

スキニーパンツ、最近「もう古い」なんて声も聞こえてきますよね。確かにトレンドとしては、ワイドパンツやバギーパンツが注目されている時代です。でも私、声を大にして言いたいのですが、「黒スキニーはトレンドを超えた存在」です。

黒スキニーってね、「引き算の道具」なんですよ。ボリュームのあるトップスを着たとき、足元をスキニーで締めることで全体のバランスが取れる。大きめコートに合わせても、スキニーが入るだけで「すっきり見え」が生まれる。逆にもろもろのバランスが崩れているとき、黒スキニーを投入すると一気にまとまる。なんかよくわからないけど上手くいった!ってなるときの8割は、黒スキニーのおかげだと思ってます(笑)。

ただし、スキニーパンツって「自分の体型に合ったサイズ」を見つけるのが難しいアイテムでもありますよね。私は下半身がしっかり系なので、スキニーを買うと太もも部分がきつくて、裾がだぼっとする問題を長年抱えていました。試行錯誤した結果、今は「ストレッチが入っているもの」かつ「ハイライズのもの」を選ぶようにしています。ハイライズにすることで、ウエストから足まで縦のラインが強調されて、脚が長く見えるんです。これ、本当に大事なポイントなので覚えておいてほしいです!黒スキニーは、ヘビロテしても傷みが目立ちにくい素材のものを選ぶのが得策です。毛玉や色落ちが目立ちやすいものだと、すぐにヨレっとした感じが出てしまって、せっかくのコーデが台無しになっちゃう。ちょっとだけいいものを買って、長く着る。これが黒スキニーにおいては大正解なんです。

チェスターコートは本当に万能なのか?徹底検証してみた

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

チェスターコートって、「きれいめコーデの定番」として長年愛されてますよね。確かに、見た目はとっても上品です。「これさえあれば大人っぽくなれる」的な扱いをされているアイテムです。でも私、一度思い切って「チェスターコート万能説」を疑ってみたことがあるんです。

結論から言うと、「万能ではあるけれど、着る人を選ぶ」が私の感想です。体型的なバランスや、自分のライフスタイルとの兼ね合いがあるよなあ、と。私が最初に買ったチェスターコートは、ロング丈のネイビーのものでした。試着したときはすごくよかったんですよ。でも実際に着て外に出てみたら、思ったより重くて、動きにくくて、「これ着るシーン少ないな」となってしまいました。気づけばクローゼットの奥の常連に(笑)。

この失敗から学んだのは、「チェスターコートは丈選びがいちばん大事」ということです。私のように背が低めの人は、ひざ丈よりすこし長いくらいのミモレ丈か、ロング丈の場合はスリットが入っているものを選ぶと、動きやすくてスタイルアップも狙えます。逆に背が高い方は、ロング丈でも全然持て余さないですし、むしろ映えます。チェスターコートをうまく使いこなしている人を見ると、みんなどこか「余白」があるんですよね。コート以外の要素はシンプルにしている。インナーは無地で、ボトムスはベーシックなもの。コートを「主役」にして、他を引き立て役にしている。あの発想が本当に大事だなと思います。チェスターコートって、それだけで十分主張があるアイテムですから、他でうるさくしなくていいんです。

小物ひとつで「大人」に見えるか?スカーフとアクセサリー問題

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

コーデにおける小物の重要性って、意外と軽視されがちですよね。「服さえよければいい」と思ってた時期が私にもありまして……。でもね、本当に小物って変わりますよ、全体の印象が。「服はシンプルなのに、なんかおしゃれ」って人の首元や手元を見ると、必ずといっていいほど何か「効いてる」ものがある。

特に秋冬で威力を発揮するのが、スカーフ(もしくはストール)です。ちょっとした差し色として首元に巻くだけで、コーデに「完成感」が出ます。「なんかまとまったな」ってなるやつです。私が愛用しているのは、ベージュのウールのマフラーなんですが、これをさっと首に巻くだけで、なぜか「大人な女性感」が出るんですよ。不思議なんですが本当にそうなる。ただ、スカーフやストールって「巻き方」が問題になりますよね。なんか上手く巻けなくて、もたもたしてる間に時間が経つ、みたいな(笑)。私は何年かかけて、自分に合う「ルーズに一巻きする」方法に落ち着きました。きっちり巻くより、あえてゆるっとさせる方が今の気分には合っています。

アクセサリーに関しては、「大人っぽく見せたいなら上品なもの」という大前提があります。秋冬は特に、ゴールドのシンプルなネックレスやフープイヤリングが映えます。「小ぶりだけど存在感がある」ものを選ぶのがポイントです。ごちゃごちゃつけすぎると、逆に品がなくなってしまうから、基本的には「ひとつか、ふたつまで」にしています。耳にフープをつけたら、ネックレスはつけない。ネックレスをメインにするなら、イヤリングは控えめにする。この「引き算の法則」は、アクセサリーにも同じように当てはまるんです。

色の選び方ひとつで、コーデの垢抜け度がぜんぜん違う

「どんな色を選ぶか」って、シンプルコーデにおいては本当に死活問題です(大げさじゃなく)。色選びひとつで、「洗練されてる」にも「なんかぼんやりしてる」にも変わってしまう。服の形やブランドよりも、カラーパレットのほうが印象への影響は大きいくらいだと私は思っています。

秋冬コーデで大人っぽく見えるカラーパレットって、大体こんな感じです。ダークブラウン、キャメル、オフホワイト、グレージュ、チャコールグレー、深みのあるネイビー。これらは「くすみがある」「深みがある」という共通点があります。パキっとした原色ではなく、どこかニュアンスのある色合いが、大人の秋冬には似合います。ただし、全部同系色でまとめると「ぼんやり」して見えることもあります。そのときは「差し色」を意識してみてください。例えば、グレーのコートにオフホワイトのニット、そこにダークブラウンのブーツを持ってくる。この「くすみ系3色のグラデーション」みたいなコーデって、シンプルなのになぜかまとまって見えるんですよ。「色数は少なく、でもトーンは揃える」が、大人っぽく見えるカラーコーデの基本です。

逆に失敗しやすいのが、「寒いから」という理由だけで選んだボリュームニットが予想より明るいオレンジだったとか、「かわいいから」とポップな柄物をインナーに選んでしまって全体がにぎやかになりすぎたとか。私はこういう失敗を何度かやらかしてます(笑)。「どんなコーデに合わせるか」をイメージしてから買う、これが服選びの鉄則なんだとつくづく思います。お店の照明の下で「かわいい!」となっても、家に帰って着たら「あれ…?」ってなること、ありませんか?あれが全部、組み合わせのイメージをしないまま買っているときに起こることなんですよね。

「上品に見えるサイズ感」を探す旅は、まだ続いている

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

これが、実はシンプルコーデにおいて最も難しい命題かもしれないと思っているんですよ。「サイズが合っていること=上品に見える」って言いますよね。これは正しい。正しいんだけど、「じゃあピッタリサイズが正解か」というと、そうとも言えないんですよ。

最近の大人コーデにおいては、「あえてのゆとり」が大事になってきています。ビシッとジャストサイズで合わせると、逆に「窮屈」「頑張ってる感」が出てしまうことがある。特に30代以降のコーデには、少しゆとりのある「こなれ感」のほうが、大人の余裕を感じさせます。「ゆとりがある」と「サイズが合っていない」は全然違いますが、これ、見分けるのが案外難しいんですよね。ゆとりは「意図的に作るもの」であって、「ただ大きすぎる」とはイコールじゃない。肩の位置が落ちすぎていたり、丈が長すぎてバランスが崩れていたりするのは、単純に「合っていない」ということです。

私が試行錯誤の末にたどり着いたのは、「トップスはゆとりをもたせて、ボトムスはジャストサイズ(もしくはスリム)にする」というバランスです。上を大きくするなら下を締める。上がタイトなら下にボリュームを出す。これ、シルエットのメリハリをつける基本中の基本なんですが、意外とできていない人が多いんですよね。というか、昔の私ができていなかった(笑)。上も下もゆったりさせて、気づいたらどこにメリハリもない、みたいな。あれはほんとにやりがちです。「今日のコーデ、なんかもっさりするな」と感じるときって、大体このパターンになっていることが多いですよ。心当たり、ありませんか?

素材にこだわると、コーデ全体の「品」が変わる

「素材なんて、パッと見わからないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。でも実はこれ、すごくわかります。特に秋冬は素材の差が顕著に出るシーズンなんですよ。ウール素材のコートと、ポリエステル主体のコートって、遠目で見てもなんとなく違いがわかりますよね。なんか「重みが違う」「光の落ち方が違う」という感じ。具体的に何が違うかうまく説明できなくても、人間の目ってそれを感知するんです。「なんかあの人、上品だな」って感じるとき、その「なんか」の正体が素材だったりすることはとても多いです。

私が実感したのは、カシミアのニットを初めて買ったときでした。それまではアクリルやポリエステルのニットばかり着ていたんですが、カシミアのニットを一度着たら、もうお話にならない。柔らかさも、着心地も、見た目の上品さも、全部が違う。値段は確かに高いんですよ。でも一枚のカシミアニットが、コーデ全体の印象を底上げしてくれる、その経験をしてからは、「数は少なくてもいいものを」という考え方にシフトしました。

もちろんすべてを高級素材にしなくていいです。プチプラで全然問題ないアイテムもあります。でも「顔に近いもの」「面積が大きいもの」は、素材を少し上げると効果が大きいんですよ。コートやニット、マフラーなど、目に入りやすいアイテムほど、素材にこだわる価値があります。「なんかこのニット、安っぽく見えるな」と感じたことがある方、素材のタグを一度見てみてください。きっとアクリル100%とか書いてあるんじゃないかと思います。ウール混や、コットン混に変えるだけで、印象がぐっと変わりますよ。

コーデは引き算。「足し算禁止の法則」で一気に垢抜ける

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

これは私が最近、本当に肝に銘じていることです。「何かが足りない気がする→何かを足す」をやめる、ということ。コーデを組んでいるとき、「なんかもう一声欲しいな」ってなること、ありませんか?そこでついつい、バッグを変えてみたり、ベルトを追加してみたり、スカーフを足してみたりする。でも「何かが足りない」と感じるときって、実は「何かが多すぎる」サインだったりするんですよね。足りないんじゃなくて、余計なものがある。だから落ち着かない。

この発想の転換、私はなかなかできなかったです。何年もかかった(笑)。「あれもこれも」してるうちに、気づいたら「全部主役」みたいなコーデになって、当然まとまらない。それでまた焦って何かを足す……という悪循環。思い返すと笑えるんですが、当時はめちゃくちゃ真剣だったんですよ(笑)。

今は「何かを足したくなったら、逆に一枚脱ぐ」を意識しています。コーデがまとまらないと感じたとき、まず外せるものを外してみる。すると意外とスッキリすることが多いです。「引いたら完成した」という感覚は、シンプルコーデ上級者の境地ですが、練習すれば誰でも到達できます。「今日はこれとこれだけ」という自分なりの「引き算ルール」を持っておくと、毎朝の悩む時間がぐっと短くなりますよ。コーデって、本来「ご機嫌になるためのもの」じゃないですか。悩んで疲れてたら本末転倒ですよね!

ブーツ選びで、コーデの完成度が決まる

秋冬コーデを語るうえで、ブーツを外すわけにはいきません。下半身のアイテムって「脇役」扱いされがちですが、足元って意外と目に入るんですよ。全体のコーデがよくても、ブーツがボロボロだったり、バランスが合っていなかったりすると、なんとなく「惜しい」感じが残ります。

私がいちばん使い勝手がいいと思っているのは、ショートブーツです。くるぶし丈のブーツですね。これ、本当に万能です。スキニーに合わせても、ミモレ丈スカートに合わせても、パンツスタイルにも合わせられる。ヒールの高さも、私はだいたい3〜5センチくらいのものを選んでいます。高すぎると歩くのがつらくなるし、フラットすぎると足元が間延びして見えることがある。この「ちょうどいい高さ」のブーツを一足持っておくと、秋冬コーデがぐっとまとまります。

カラーは、やっぱりブラックかダークブラウンがオールマイティーです。どんな色のコーデとも合わせやすいし、汚れも目立ちにくい。お手入れさえきちんとすれば何年でも使えますよ。私はブラックのショートブーツをもう7年使っています。さすがにつま先の革が少し傷んできましたが、修理に出してまだまだ使う予定です(笑)。気に入ったものって、手放したくないんですよね。プチプラのブーツを毎年買い替えるより、少し値段が高くても「これだ!」と思える一足に出会ったほうが、長い目で見てコスパが高い。ブーツは本当に「一足の価値」を信じてほしいアイテムです。

今季の私が選んだ「大人っぽく見えるアイテム」まとめ

秋冬コーデに迷ったらこれ。シンプルで大人っぽく見えるアイテム

ここまで、いろいろなアイテムについてお話ししてきました。最後に、私が今季実際に使っているアイテムと、選ぶときの軸についてお話しします。今季の私のクローゼットの主役は、グレージュのオーバーサイズコート、黒のタートルネックニット、黒スキニーパンツ、ダークブラウンのショートブーツ、ベージュのウールストール、この5つです。これだけあれば、ほぼ毎日違うコーデが作れます。コートの下にタートルネックを入れて、スキニーとブーツでまとめて、首にストールをさらっと巻く。それだけで、朝の準備が5分で終わります。

「そんな少ないアイテムで大丈夫?」って思う方もいるかもしれないですよね。でも実際にやってみると、本当に十分なんです。少ないからこそ、ひとつひとつのアイテムへの愛着が深まるし、「今日もこれだ!」って迷わず選べる安心感があります。クローゼットがスッキリしていると、なんか朝から気持ちもスッキリするんですよね。これ、ちょっとした発見でした。

シンプルで大人っぽく見えるコーデって、「持っているアイテムの量」じゃないと私は思っています。「どんな軸を持っているか」だと思う。流行に一喜一憂しないで、自分に似合うものを知っていて、それをちゃんと着る。それだけで人はすごく素敵に見えますよ。少なくとも私はそういう人に惹かれます。秋冬コーデに迷っているあなた、まず一度クローゼットの整理をして、「これさえあれば大丈夫」というアイテムをひとつ決めてみてください。そこから始めれば、きっとコーデが楽しくなります。大丈夫、難しくないよ!