玄関に観葉植物を置いたら家の空気が変わった話。風水的にも、ちゃんと理由があった
「なんか、うちの玄関って暗いよな」と、ずっと思っていました。帰ってきてドアを開けるたびに、なんとなくどんよりした空気がして、でもだからといって何を変えればいいかもわからなくて。インテリアを変えるにはお金もかかるし、面倒だし。そのまま半年以上、見て見ぬふりをしていたんです。
そんなある日、駅前の雑貨屋さんでパキラの鉢植えに目が合いまして。「これ、玄関に置いたらどうかな」と思ったのが始まりです。値段も大して確認せずにレジに持っていくやつ(2,800円でした)。帰ってすぐ、下駄箱の上にちょこんと置いた。
そしたらね、ほんとうに、空気が変わったんです。
「なんか変わった」は気のせいじゃなかった
最初の一週間は「きれいな植物があると気分がいいな」くらいの感覚でした。でも二週間、三週間と経つうちに、なんか帰宅のテンションが上がってきたんですよね。「お、ただいま」って玄関で思えるようになった。この感覚はなんだろうと考えてみたら、変化をみっつに分けて説明できることに気づきました。
ひとつめは「においが変わった」こと。玄関って靴のにおいとか、外の空気が混じった感じとか、どうしても淀みやすい場所じゃないですか。観葉植物があると、植物が呼吸しているせいか、ちょっとだけ空気が清潔になった気がします。植物には揮発性有機化合物(VOC)を吸収する働きがあることが科学的にも言われていますし、これは気のせいじゃないと思っています。
ふたつめは「視線の抜け場所ができた」こと。うちの玄関は正直せまくて、壁と扉と下駄箱しかない空間だったんです。そこに緑があると、目がそこへ自然といく。「今日も葉っぱ元気だ」って確認するのが朝夕の習慣になって、それだけで一日の始まりと終わりが少し豊かになりました。
みっつめは「家に帰ってきた感が増した」こと。植物がある玄関って、なんか「ちゃんと生活している家」の匂いがするんですよね。私の場合はひとり暮らしなので、自分で自分のために「そういう家」を作った感覚があって、それがじんわりうれしかったです。
風水では玄関の植物、どう見るの?

植物を置いてから興味が出て、風水について調べてみました。そしたら、玄関に観葉植物を置くことは風水的にもかなり推奨されているということがわかったんです。
風水では、玄関は「気の入り口」とされています。外からの気が最初に入ってくる場所なので、ここが整っているかどうかが、家全体の運気に影響するという考え方です。植物は「生気」を持つものとして、悪い気を浄化したり、良い気を引き込んだりする効果があるとされていて、玄関に置くと家全体のエネルギーが安定しやすくなると言われています。
私がパキラを選んだのは完全に見た目の好みだったんですが(丸い葉っぱがかわいくて)、実はパキラって「金運アップ」の植物として風水でも有名なんです。偶然にしては出来すぎていて、調べたときは「え、ほんとに?」と声が出ました。
ただ、ひとつ気をつけてほしいことがあります。風水的に玄関の植物が良い働きをするのは、植物が「元気な状態のとき」だけです。枯れかけた植物、葉が茶色になっている植物は、むしろ陰の気を発してしまうとされています。枯らすくらいなら置かないほうがマシ、というのは風水的にも理にかなっているんですよ。このことは最初に知っておきたかった、と私は思います。
置く場所と向き、実は大事です
観葉植物を玄関に置くとき、「下駄箱の上に適当に」でもじゅうぶんですが、少し意識するだけで風水的な効果がぐっと変わるようなので、せっかくなら知っておいてほしいです。
風水的に玄関でいちばん良いとされる置き場所は、「ドアを開けたときに正面から見える位置」です。入ってきた気がいちばん最初に触れる場所に植物があると、その気が浄化されるというイメージですね。ただし、ドアの真正面に置くのはNGとされています。気の流れを遮ってしまうんですよ。斜め前、下駄箱の上あたりが理想的といえます。
「葉の形」も風水では意味があって、丸い葉の植物は陽の気を持ち、人間関係や金運に良い影響があるとされています。反対に、トゲや尖った葉の植物は邪気をはじく効果はあるものの、玄関の正面には向かないと言われることが多いです。サボテンや尖ったタイプのドラセナは玄関より室内向き、という感じですね。
私の場合は下駄箱の上、ドアから見て斜め左に置いているんですが、これが結果的に風水的にも良い配置だったみたいで、なんかちょっと得した気分になりました。感覚で決めた置き場所が正解だったという(完全に偶然です)。
どんな植物が玄関に向いているの?

玄関に植物を置こうとして最初に悩むのは「日当たりが少ない」問題じゃないですか。うちの玄関も窓がなくて、日中でも薄暗い感じなんです。でも耐陰性の高い植物を選べば、問題なく育てることができます。
私がおすすめするのは、まずパキラです。耐陰性があって育てやすく、丸い葉が風水的にも良いとされています。次にポトス。これはもう最強の初心者向け植物で、水やりを忘れても案外しぶとく生きてくれるし、葉が垂れ下がる様子が玄関に置くとおしゃれな雰囲気を出してくれます。あとはサンスベリア(トラノオ)。尖った葉で邪気払いに向いているとされていて、空気清浄効果が高いことが研究でも示されているので、実用的にも頼れる植物です。
失敗談もひとつ話します。私は一時期、玄関にフィカス・ベンガレンシスを置こうとしたんです。カフェや雑貨屋さんでよく見かける、あの大きな丸い葉の木。見た目がすごく好きで勢いで買ってしまったんですが、うちの玄関は日光がほぼゼロで、2ヶ月でみるみる葉が落ちてしまいました。「こんなに早く枯れるの!?」と本当にびっくりしたし、葉がどんどん落ちていく玄関を見るのがつらかった。今はベランダに移してそこでは元気に育っています。植物選びは「見た目より、今の環境に合っているかどうか」が最優先だと身をもって学びました。
水やりと管理、ずぼらな私でも一年続いている理由
「観葉植物って、水やりとか葉っぱの手入れとか、面倒そう」と感じている人も多いと思います。正直に言うと、私もそのタイプでした。花を買っても枯らす、水草を育てようとしたら藻が生えた、みたいな黒歴史が数知れず(笑)。
でも玄関に植物を置いて一年以上経った今、なんとか枯らさずに育てられています。続いている理由はシンプルで、「玄関を通るたびに葉っぱを見る」という習慣が自然にできたからだと思っています。毎日必ず通る場所にあるから、「あ、土が乾いてきたな」「新しい葉っぱが出てる!」という変化に気づきやすいんですよね。リビングや寝室の棚に置くより、ずっと目が届きやすい。これは玄関に置くことの、意外と大きなメリットだと思います。
水やりの目安は、土の表面が乾いてから2〜3日後です。玄関は日当たりが少ないぶん、水の蒸発が遅いので、夏でも週1〜2回で十分なことが多いです。私の場合は週末にまとめてあげることが多く、それで問題なく育っています。葉っぱの埃も月に一回くらい、湿らせたキッチンペーパーでさっと拭いてあげると、見た目がきれいになるだけでなく植物の呼吸を助けることにもなるんですよ。この作業が意外と好きで、「ちゃんと大事にしてるな」って実感できる時間になっています。
玄関植物、始めてみて正解だったと思う

玄関に観葉植物を置く、ということを始めて、私がいちばんよかったと思うのは「理屈より先に体感できた」ことです。風水がどうとか、気の流れがどうとか、そういう知識は後からついてきたもので、最初は「なんかいい気がする」という感覚だけでした。
でも結果的に、その感覚は間違っていなかった。帰宅が楽しくなり、空気が変わり、家に対する愛着が生まれた。風水的な理由を調べてみたら「ちゃんと理にかなっている」とわかった。こういう、体感と理論が後から一致する瞬間って、すごく気持ちいいんですよね。「なんとなくいいと思ってたの、正しかったんだ」という確認になる感じ。
玄関の空気がなんとなく重い、家に帰ってきたときにテンションが上がらない、そういう感覚がある人に、ぜひ一度試してほしいです。大がかりな模様替えをしなくても、2,000〜3,000円の鉢植えをひとつ置くだけで、ほんとうに違いますから。これは私の実体験として、自信を持って言えることです。置いてみて合わなかったら別の部屋に移せばいい。それだけ。
