本を読む女性は、モテます。これ、なんとなくそういうイメージだよね、で終わらせるにはもったいない話なのです。実際に私の周りを見ていると、読書習慣のある女性って、なぜか「あの人、いいな」って思われやすい。モテる、というと語弊があるかもしれないけれど、男女問わず「また会いたい」と思わせる魅力を持っている人が多いのです。

「賢そうだから?」「話が合うから?」どれも正解なんですが、それだけじゃないのです。今日は、読書女子がなぜ惹かれる存在になるのかを、私なりにちゃんと分析してみますね。

本を読む女性の「会話力」は、知識量とは別の話

ここ、よく誤解されているんですよね。「本を読んでる人って話が面白い」といわれる理由を、多くの人は「知識が豊富だから」と思っています。でも私が実感しているのは、それとは少し違うのです。

読書習慣のある人って、「質問する力」が上手なんですよ。相手の話を受け取って、そこから「それってどういうこと?」「その時どんな気持ちだったの?」って、自然に掘り下げられる。本を読むということは、文章の行間を読む訓練でもあるから、人の言葉の奥にある感情を察知するのも得意になっていくのだと思います。

私自身の話をすると、20代前半の頃、全然本を読まない時期があったのです。そのときの会話って、今思い返すとひどいもので。相手の話に「へー!そうなんだ!」「わかるー!」しか言えない。共感はしてるんだけど、深みがない。相手の心には届いていなかったと思う。

本を読み始めてから、「あ、この感覚、あの小説に出てきた感情と似てる」とか「この状況、以前読んだ本の主人公と重なる」みたいな引き出しが増えました。知識として使うんじゃなくて、相手の言葉を受け取る「器」が大きくなった感じ、というのが正確かもしれません。知識量じゃなくて、受信力なのです。

読書女子が醸し出す「余裕」はどこから来るのか?

本を読む女性がモテる理由、ちゃんと分析してみた。

最初に言っておくと、本を読んでいる人全員が落ち着いているわけじゃないですよ。でも確かに、本を読んでいる女性には「焦っていない」感じがある人が多い。なぜだろうって考えていたんですが、これたぶん、「自分の中の世界が広い」からじゃないかと思うのです。

たくさんの物語を読んでいると、色んな人生を疑似体験することになります。貧しい環境で育った主人公、失恋を何度も繰り返す人、戦争の中で生き延びた人。そういう人生の断面を「自分のこと」として読んでいると、現実の自分の悩みが、少し相対化されるんですよ。

「私の悩みなんてたいしたことない」という開き直りじゃなくて、「ああ、人間って色んな形の苦しさの中で生きているんだな」という、なんというか…俯瞰感みたいなものが育っていく。それが「余裕」として外に滲み出てくるのではないでしょうか。

私の場合、好きな作家の小説を読んでいると、それだけで「私、今日ちゃんと自分の時間を持てた」って感じがして、翌日の自分の地に足がついているんですよね。本って、一種のセルフケアでもあると思っています。スキンケアが肌を整えるように、読書は内側を整えてくれる感じ。それが外側の「雰囲気」として出てくるのだと思います。

ただ読んでいるだけでは、魅力にはならない(これ、私が一時期やらかしていたこと)

大前提として「本を読む女性はモテる」というのは本当なのです。でも…正直に言います。ただ読んでいるだけでは意味がないのです。

これ、私が数年前に陥っていた罠なんですが。なんとなく読書しておけば知的な女性になれる、みたいに思っていた時期があって。月に10冊くらい読んでいたのに、別に会話が弾むわけじゃなかったし、誰かに「変わったね」と言われることもなかった。読書量は多いのに、なんか違う。それが不思議だったんですが、気づいたのです。私、読んだあとに「何も考えていなかった」と。

ストーリーは楽しんだけど、「これって私の人生にどうつながる?」まで持っていかなかったのです。読み終えて、「面白かった!」で完結していた。それじゃ映画を見ているのと大差ないわけで(映画も素晴らしいけれど)。知的な魅力が出てくる人って、読んだものを「自分事」にする力がある人なんですよ。本の知識を披露するんじゃなくて、「私はこう感じた」「私の経験と照らし合わせると、こういうことかもしれない」という形で消化している。それが会話の中ににじみ出てくるから、「この人、深いな」と思わせるのではないでしょうか。

読書は量より「消化」なのです。これ、今でも自分に言い聞かせていることです。

知的な魅力は「見せる」んじゃなくて、「にじみ出る」もの

本を読む女性がモテる理由、ちゃんと分析してみた。

「知性をアピールしよう」と思った瞬間、たいてい失敗します。これは経験則です(笑)。知識をひけらかす女性って、実はモテないんですよ。「わかる?」「知ってる?」から始まる話し方って、どこか上から感が出てしまう。相手に「賢い自分」を証明しようとしている瞬間って、不思議と伝わってしまうものなのです。

じゃあどうすればいいか? 答えは単純で、「共感と好奇心で話す」だけなのです。例えば、最近読んだ本で気になったことを話すとき、「〇〇って本にこう書いてあって、私はこういう経験があったからすごく刺さったんだよね」という伝え方をする。そうすると、相手は「その本、読んでみようかな」となるし、「あなたはどう思う?」って自然に会話が広がっていく。

本を「話のきっかけ」として使うのが上手な人。これが本当の意味での知的な魅力を持つ女性だと思います。私が意識しているのは「本で読んだ話をするとき、必ず自分の感想か体験をセットにする」こと。情報の紹介じゃなくて、私の物語として話す。それだけで、ぐっと話に奥行きが出るのです。

そしてもうひとつ大事なのが、「相手が知らなくて当然」という前提で話すこと。「これ知らないの?」のニュアンスは0で、「私がこれ読んでね、すごく面白かったんだよ」という、シェアしたい気持ちで話す。その温度感が、知的な魅力を「親しみやすさ」に変換してくれるのです。

どんな本を読めばいいか? 「ジャンル」より「テーマ」で選ぶ

「何を読めばいいですか?」という質問、実はよく聞かれるのです。でも私は、ジャンルや難易度より「自分のテーマで選ぶ」ことをおすすめしたいのです。今の自分が抱えているものと接点がある本、というのが一番いい。

例えば「人間関係が苦手」と感じているなら、それをテーマにした本を選ぶ。小説でも、心理学でも、哲学でも、エッセイでも、形式は関係ありません。大事なのは「今の自分に刺さる可能性がある本」であることです。そういう本は内容が体に染み込みやすいし、読んだあとに自分ごと化するのも自然にできます。

私が20代のときに出会って「人生変わった」と思っている本が、村上春樹でも古典でもなく、地味な自己啓発本だったりするんですよ(笑)。タイトルも今では忘れてしまったくらい地味な本です。でも当時の私の悩みにドンピシャで刺さって、何度も読んだ。そういう本との出会いが積み重なって、少しずつ「私」という人間が厚みを持っていく気がするのです。

「名著を読まなきゃ」「難しい本じゃないとカウントされない」なんて気にしなくて大丈夫です。あなたが今いる場所から手を伸ばせる一冊が、一番いい本なのです。

結局、本を読む女性のどこがいいのか。私なりの答え。

本を読む女性がモテる理由、ちゃんと分析してみた。

知識があること、じゃないと思います。これが私の結論です。

本を読む女性がなぜ魅力的に見えるかというと、「自分の人生を丁寧に生きている気配がある」からじゃないかと、私は思っています。自分の時間を使って、言葉と向き合って、他の人の人生を疑似体験して、それを自分の中で咀嚼している。そういう積み重ねが、会話の中ににじみ出てくる。

知識の量じゃなくて、「この人、ちゃんと生きてるな」という気配が出てくるのだと思います。それは年齢でも学歴でも肩書きでも作れなくて、日々の積み重ねでしか生まれないもの。だからこそ本物の魅力になるのではないでしょうか。

だから「もっと知性的に見られたい」と思うなら、まず一冊読んでみることです。おしゃれな装丁でなくてもいい。難しくなくてもいい。読んだあとに「あ、こういうことか」と思えた本が、あなたを少し変えてくれます。そしてその変化は、あなたが思っているよりずっと、周りの人に伝わっていますよ。

本は、最高のコスパで「自分の厚み」を作れるアイテムだよ。これだけは断言できます。