新月の夜にやっていること。願い事の書き方と、私に起きた変化の話
毎月、新月の夜だけは少し早めにお風呂を済ませます。スマホを遠ざけて、ノートとペンを1本だけ出して、コーヒーを淹れる。それだけ。たったそれだけのことなんですが、気がつけば何年も続いている習慣になっています。
「新月に願い事を書くといい」という話、一度は聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。スピリチュアル好きな人の間ではわりと定番ですよね。でも「やってみたけど何も変わらなかった」「そもそも書き方がわからない」という人も多いと思います。今日は私がやっていること、気をつけていること、それから続けてきて実際に感じた変化を、包み隠さずお話しします。
新月の夜の、私のルーティン
新月の日はカレンダーアプリで事前に確認しておきます。私の場合は、新月の時刻から48時間以内に書くことを意識しています。48時間というのは一般的に「新月のエネルギーが強い時間帯」とされているから。これを守ることにこだわっています。
準備するものはシンプルです。お気に入りのノートと、好きなペン1本。それだけ。豪華なセットが必要なわけじゃなくて、「このノートを使うと気分が上がる」という1冊があれば十分。私はここ数年、無印のA5ノートを愛用しています。シンプルで書きやすいし、飾り気のない感じが逆にいいんですよね。
書く場所はできるだけ静かな空間で。テレビを消して、スマホも視界に入らない場所に置いて、ハーブティーを一杯用意して。ちょっとした「儀式感」を作ることが、私には大事みたいです。気持ちが切り替わるんですよね、日常モードから「自分と向き合う時間」モードに。
かかる時間はだいたい30分から1時間くらい。長く書く月もあれば、さっと終わる月もあります。「絶対これだけ書かなきゃ」という縛りは設けていません。そのゆるさが、長続きの秘訣かもしれないです。
願い事の書き方。私がずっとこだわっていること

新月の願い事というと「10個書くといい」という話、よく聞きますよね。私も最初はそのルールを守っていたんですが、途中から変えました。数にこだわるよりも、「質」のほうが大切だと気づいたんです。
無理やり10個絞り出そうとすると、「○○したい(ついでに)」みたいな願い事が混じってくる。なんか違うな、と感じ始めて。今は多くても7〜8個、少ない月は5個くらいで止めています。本当に書きたいことだけを書く、というほうが自分には合っていました。
書き方でもうひとつ私がずっと気をつけているのが、「すでに叶っている体で書く」ということです。「○○したい」ではなく「○○しています」「○○に感謝しています」という形で書く。最初はちょっと恥ずかしかったんですよね。まだ起きていないことを叶った前提で書くって…嘘じゃない?って思っていたから。でも実際に書いてみると、文章の感触がまったく違うんです。「○○したい」と書くとどこか切迫感がある。「○○しています」と書くと不思議と落ち着いた気持ちになる。焦りじゃなくて、信頼みたいな感覚。この違いは、使ってみないとわからないと思います。
あとはできるだけ具体的に書くこと。「仕事がうまくいく」じゃなくて「企画が通って、担当クライアントから喜びの言葉をいただいています」みたいな感じ。解像度を上げると、「自分は本当は何を望んでいるのか」を改めて考えるきっかけになるんですよね。これが意外と大きい効果だったりします。
書いてはいけない願い事はあるの?
これ、よく聞かれるんですが、「NGの願い事」というより「書き方のNG」があると私は思っています。
たとえば「○○さんに好きになってもらいたい」という、他人をコントロールしようとする願い事。恋愛でやりたくなる気持ち、すごくわかります。でも他人の気持ちや行動は自分でコントロールできませんよね。新月に書く願い事は、「自分の状態・行動・感情に関すること」に絞ったほうがうまくいきやすいと感じています。「好きなあの人に好きになってもらえる」よりも「私は素敵な恋愛ができるパートナーと出会っています」のほうが、自分の引き寄せ力に焦点が当たっていると思いませんか?ちょっとニュアンスが違うだけなんだけど、この違いはかなり大きいです。
あとはネガティブな表現も避けたほうがいいと実感しています。「借金がなくなっていますように」という書き方よりも「お金の流れが豊かで安定しています」のほうが、読んでいて気持ちがいい。言葉の重さが全然違うんですよね、これ。読んでみるとすぐ感覚でわかると思います。
私が実際に失敗したのは、書き始めた頃に「ネガティブな状況の解消」をメインに書いていた時期がありまして。その頃はなんか書いても全然スッキリしなかったし、変化も感じられなかった。「何かが足りない」とずっと思っていて。ポジティブな未来形に切り替えてから、ノートを書くこと自体が楽しくなりました。これだけでかなり変わりましたよ。
続けてきて、実際に起きた変化

こういうことを書くとちょっと恥ずかしいんですが、正直に話しますね。
新月ノートを始めた最初の数ヶ月は、「叶ったかどうか」ばかり気にしていました。1ヶ月後に見返して「これ叶ってない、あれも叶ってない」と確認して、凹んで。「やっぱりこういうの意味ないのかな」と思ったこともあります。正直に言うと、1年くらいはそのループを繰り返していたんです。
変化を感じ始めたのは、「叶えようとすること」をやめてからでした。これ、うまく説明するのが難しいんですが。願い事を書いたら「はい、オーダーした。あとはよろしく」という感覚で手放せるようになった、ということです。執着しなくなった、と言ったほうが正確かな。
それからは不思議と、「あ、これ書いてたやつだ」という形で叶っていくことが増えました。大きな出来事というより、小さな変化が積み重なっている感じです。「ずっと気になっていた仕事が舞い込んだ」とか「会いたかった人から突然連絡が来た」とか。偶然かもしれないんですが、書く前と書いた後では「気づく頻度」が明らかに違う。アンテナが立つのかもしれませんね。
もうひとつ続けてきて実感しているのが「自分の望みがはっきりしてきた」ということです。毎月自分の願い事を言語化していると、「これは本当に自分が望んでいること?」と問い直す機会が自然に生まれます。私の場合は、「仕事を増やしたい」と書き続けていたけど、ある月に突然「あれ、私って本当に仕事を増やしたいの?」という疑問が浮かんできた。よく考えたら「収入を増やしたい」が本音であって、仕事量を増やすことは別に望んでいなかったんですよね。そこに気づいてから願い事の中身が変わって、半年後には仕事の数を減らしながら収入が上がっていました。これが一番大きな変化だったかもしれません。
「続かない」という人へ。やりがちな失敗パターン
新月ノートって、最初の1〜2回は楽しいんだけど、気がついたら忘れてた…というのが一番多いパターンじゃないでしょうか。私の場合も最初はそうでした。
続かない人に多いのが「完璧にやろうとしすぎること」です。「ちゃんとした願い事を書かなきゃ」「気持ちが整ってから書かなきゃ」と思って、タイミングを逃し続けてしまう。私の場合も「今日は疲れてるから来月にしよう」を繰り返して、気がついたら3ヶ月ノートを開いていなかったことがあります。
完璧じゃなくていいんです。気持ちが乗らない日でも書いていい。そういう日のほうが、意外と本音が出てくることもあります。疲れているときって、飾りのない言葉が出てくるから。むしろそういう夜に書いた願い事のほうが、あとで読み返すと「ああ、これが本当に欲しかったものだな」と気づかされることが多い気がします。
あとは「書きっぱなしにして見返さない」という人も多いんじゃないでしょうか。私の場合は、毎月の新月前日に前月の願い事を読み返すようにしています。「あ、これ叶ってた」「これはまだかな」を確認してから新しく書く。叶ったものに小さな丸をつけるだけで、積み重なっていく感覚があってモチベーションが続くんですよね。
道具にこだわりすぎるのもNG。「専用のノートを買ってから始めよう」という人、います。気持ちはわかるんですが、手元にあるノートで今日から書き始めるのが一番続きます。始めやすさが、何より大事ですよ。
新月ノートは「自分と正直に向き合う時間」だと思っている

長くなりましたが、最後にひとつだけ。
私が新月ノートを続けてきて一番価値があると思っていることは、「願いを叶えること」じゃないんです。「自分が本当に何を望んでいるかを知ること」。それが一番大きい。
毎月1回、自分に正直になる時間を作る。それが新月というタイミングとセットになって、習慣になっている。スピリチュアル的な効果があるかどうかは、ぶっちゃけ人それぞれだと思います。でも「自分の望みを言語化する習慣」には、確実に効果があると私は思っています。言葉にしないと、自分の望みはぼんやりしたまま時間が過ぎていくから。
「最近、自分が何をしたいのかわからなくなった」という感覚、ありませんか?忙しくて毎日をこなすことに精一杯になってくると、そういう感覚に陥りやすいです。私の場合も、新月ノートをサボっていた時期はそういう感覚が強かった。書き始めると、少しずつ「私はこれが好き」「これは本当はいらない」という輪郭が戻ってくる。それが、続けてきてよかったと思う一番の理由です。
難しく考えなくていいんです。新月の日に、ちょっとだけ「私は何が欲しいんだっけ?」を考える時間を作る。それだけ。あなたにとっての、心地いい新月の過ごし方が見つかりますように。
