化粧水はたっぷり。美容液も奮発した。乳液で蓋をして、週一でパックもしてる。高い服も買った。読書もしてる。運動も始めた。

で、「いい女」になれた?

……なれてない気がするんだよね。なんでだろう。こんなに頑張ってるのに。

「いい女」って言葉、本当にやっかいです。追いかけても追いかけても、逃げていく。つかんだと思ったら「あ、これじゃなかったかも」と思い直す。わたしはもうかれこれ10年以上、「いい女とは何か」を考え続けてきました。今日はその途中経過を、あなたと一緒にシェアさせてほしいのです。

そもそも「いい女」って、誰が決めてるの?

考えてみたら不思議じゃない?「いい女」って、誰が最初に言い出したの?雑誌?テレビ?男性?それともわたしたち自身?

わたしが20代前半の頃、「いい女=モテる女」だと本気で思っていました。デートで奢られる。誕生日にプレゼントをもらう。「彼女にしたい」と言われる。これが「いい女」の証明だと信じていたのです。

ところが30代に入って気づいたんですよ。その定義、誰かに「いい女と思われたい」って願望でしかなかったって。つまり、わたしの「いい女」像は、全部「他人からの評価」で作られていたのです。

これってかなりヤバい話で、自分の人生の基準を他人に預けっぱなし、ってこと。誰かが「いい」と言えばいい女、「ダメ」と言えばダメな女。そんな不安定な自分の価値に、わたしはずっと振り回されてました。

だから最初に決めておきたいのです。「いい女」の定義は、あなたが決めていい。雑誌でもテレビでも元カレでもなく、あなたが。これが大前提よ。誰かの採点表を借りて自分を測るのをやめた瞬間から、本物の「いい女」への道は始まるんです。

美人=いい女、ではないことだけは確か

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

これはもう断言してしまいます。美人だからといって、「いい女」とは限らない。

わたし、過去に誰もが振り返るレベルの美人の友人がいたんです。本当にキレイ。女のわたしでも見惚れるレベル。ところがその子、自分の顔にしか興味がなかった。会話の8割が美容の話か、元カレの話か、他人の悪口。

「いい女」かと聞かれたら、わたしは首を横に振っちゃう。

逆に、顔立ちはふつうなのに「この人、いい女だなぁ」って思わせる人もいるじゃないですか。話してると心地いい。でも媚びてない。なんか姿勢がキレイ。笑い方が好き。帰り道に「また会いたい」と思わせる。

美人って、持って生まれたギフトとしてはすばらしい。でもそれは、「いい女」という称号とはまったく別物だと、わたしは思うのです。美人で「いい女」な人もいるし、美人だけど「いい女」じゃない人もいる。逆もまた然り。

見た目は、ほんの入口でしかない。中身がスカスカだったら、3回目のデートでバレます。これは30年以上生きてわたしが学んだ真実よ。

「気が利く女」が「いい女」と呼ばれる時代は、終わった

昭和の「いい女」って、たぶん「気が利く女」だったんですよね。お酌をして、取り分けて、上司の機嫌を取って、彼氏の顔色を察して。そういう気配りができる女が「いい女」と褒められていた。

でもね、それって「いい女」じゃなくて「都合のいい女」だったんじゃない?って今なら思うの。

わたしも20代の頃、まさにこの呪いにかかってました。飲み会では率先して取り分ける。彼氏の好きな料理を作る。相手の機嫌が悪いと自分のせいだと思って謝る。これが「いい女」の振る舞いだと信じてたんです。

結果どうなったか。疲れました。ぐったり疲れて、ある日「もう誰にも会いたくない」ってなった。自分の気持ちを後回しにしすぎて、自分が何を好きで何が嫌いなのか、わからなくなっていたのです。

気が利くことは悪いことじゃない。でも、自分を犠牲にしてまで発揮する気遣いは、いい女の証明にはならない。むしろ「自分を大切にできていない女」の証明になっちゃう。気遣いは、自分に余裕があるときに自然とこぼれるもの。絞り出すものじゃないのです。

今の時代のいい女は、「ほどよくできない女」でもある。完璧に気を利かせすぎる女は、もう古い。

いい女は、機嫌を自分で取れる女

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

これはもう、わたしの中で確信に近いです。いい女=機嫌を自分で取れる女。

機嫌が悪いとき、誰かのせいにしない。パートナーに八つ当たりしない。SNSで愚痴をまき散らさない。自分で立て直す術を持っている。

わたしは機嫌直しの引き出しをたくさん持つようにしてます。好きなカフェに行く、湯船に長めにつかる、ノートに殴り書きする、好きな映画を観る、早めに寝る。ひとつずつ試して「あ、今回はこれで回復したな」って自分で自分を観察する。これを続けていると、自分の取扱説明書がどんどん詳しくなっていくのです。

これができる女って、一緒にいる人をラクにさせます。「この人の機嫌を取らなきゃ」というプレッシャーがない関係って、めちゃくちゃ貴重なのです。

逆に、機嫌が悪いのを周りにまき散らす女は、どんなに顔が綺麗でもしんどいよ?「あ、今日機嫌悪いんだ…」って空気を読ませるだけで、周りのエネルギーを奪ってしまう。

いい女は、自分の機嫌という仕事を、ちゃんと自分の担当として引き受けている。これ、めちゃくちゃカッコいいことなのです。

「自分を大事にしてる女」が、結局いちばん美しい

自分を大事にしてる女って、オーラが違うんですよね。

ここで言う「大事にしてる」って、高級化粧品を使ってるとかブランド物を身につけてるとか、そういう話じゃない。もっと根っこの話です。

自分の体調の変化に気づいてあげる。嫌なことは「嫌」と言える。合わない人間関係から離れる。睡眠を削ってまで他人の予定に合わせない。自分を粗末に扱う男と付き合わない。こういう小さな「自分ファースト」の積み重ねが、その人のオーラを作るのです。

わたしも昔はひどかった。頼まれたら断れず、睡眠3時間で出勤、体調悪くても我慢、彼氏に雑に扱われても「まあ仕方ない」。ボロボロだったよ。顔色も悪いし、目は死んでたし、笑顔も引きつってた。

自分を大事にし始めてから、不思議と肌ツヤも良くなったし、着る服も変わったし、寄ってくる男のレベルも変わったんです。これは本当。自分の扱い方がそのまま、他人からの扱われ方になって返ってくる。

「自分を大事にする」は、いい女の根幹。これを土台にしないと、表面をどれだけ磨いても、どこかで崩れます。

断れる女は、いい女

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

「NO」が言える女、最強。

ここでの「NO」は、ケンカ腰のNOじゃないですよ。「それは私にはできない」「それは私はやらない」を、穏やかに、でもはっきり伝えられること。

わたし、ずっと断れない女でした。飲みの誘い、同僚の愚痴の聞き役、親戚のお願いごと、元カレのよりを戻したい連絡。全部「うん」って言ってた。嫌われたくなかったの。

でも、断れない女って、実はまわりから「軽く見られる女」なんですよ。「この人は頼めばやってくれる」「この人は何でも聞いてくれる」って。便利に使われて、でも大切にはされない。これに気づいたときのショックと言ったら…。

30歳を過ぎて、少しずつ「NO」の練習を始めました。最初は心臓バクバクよ?「ごめんなさい、今回はちょっと無理です」って伝えるだけで手が震えてた。

断ってみて気づいたの。意外と、みんな普通に「わかった〜」で終わるんですよ。世界は崩壊しない。関係もそこまで壊れない。むしろ「自分の軸がある人」として見られるようになった。

いい女は、自分の時間とエネルギーを、誰にどれだけ使うかを自分で決めてる。だから「NO」が言える。これは愛想が悪いのとは違うの。自分の人生に主導権を持ってる、ってことよ。

稼いでる女がいい女、とも限らない

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

「経済的に自立してる=いい女」って風潮、ここ数年強いですよね。

わたしもそれに乗っかって、稼ぐことばかり考えていた時期がありました。年収上げて、貯金増やして、投資も始めて。それが「いい女」の条件だと思ってた。

ある日気づいたの。稼いでるけど、毎日イライラして、人に当たって、週末は寝てるだけの自分を見て。「これ、いい女?」って。

お金は大事。経済的な自由はあったほうがいい。でも、お金を稼ぐことそのものが「いい女」の証明ではないんです。

稼ぎ方がキレイか。お金の使い方が自分らしいか。稼いでることで偉そうにしてないか。ちゃんと自分のために、そして大切な人のために、お金を使えているか。ここが大事なのです。

わたしの知り合いで、年収はそこまで高くないけど、お金の使い方が本当に素敵な人がいます。自分の趣味にきちんと投資して、友達の誕生日には心のこもった贈り物をして、家族には季節の挨拶を欠かさない。金額じゃなくて、意識の問題なんですよね。

いい女は、お金に支配されない。お金を道具として使う。これだよ、これ。稼ぐ力と、稼いだお金で自分をどう生かすかは、別の話なのです。

「余白」のある女は、なぜか魅力的

予定がパンパンに詰まってて、いつも何かに追われてて、スマホを常にチェックしてて…そんな女性、一見「できる女」に見えるけど、実はあまり魅力的じゃないんですよ。余白がないから。

「余白のある女」って、話してて急に深い話になったときも、ちゃんと受け止めてくれる。急な誘いにも「いいね、行こう」と乗れる。相手の話を遮らずに聞ける。自分の心にスペースがあるから、人や出来事を迎え入れる余地がある。

わたしも以前は予定魔でした。平日は仕事、週末は美容院とヨガと友達との予定と勉強会と…休む時間がゼロ。「充実してる私」に酔ってた。

でもそういう時期って、人とゆっくり話せないんですよ。常に時計を気にしてる。カフェでお茶してても「次は○時だから」って焦ってる。相手もそれを察して、深い話はしてこない。

余白のある時間を意図的に作るようにしてから、不思議と人との関係が深まりました。急ぎの用事がないから、相手の話を最後まで聞ける。沈黙も怖くない。散歩中にふと浮かんだ自分の本音にも、ちゃんと気づけるようになった。

いい女は、スケジュールに「何もしない日」を持っている。この余白こそが、人としての深みを育てる土壌なのです。

いい女は、人を値踏みしない

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

これ、地味だけど超重要です。

「いい女」と呼ばれる人って、相手の年収・肩書・学歴・容姿で態度を変えません。コンビニの店員さんにも、社長にも、同じトーンで接する。

逆に、「いい女っぽく振る舞ってる女」は、相手によって態度を変えるの。イケメンには媚び、モテない男には冷たく、お金持ちには笑顔、店員には横柄。これ、周りの人はぜんぶ見てますよ?

わたし、昔お付き合いしていた男性が、タクシー運転手さんにものすごく高圧的な態度をとる人でした。わたしにはあんなに優しいのに。「あ、この人は、立場が下と思った相手には本性を出すタイプなんだ」って冷めた瞬間でした。

これは男の話だけど、女でも同じ。いい女は、誰に対してもフラットに接する。特別扱いもしないし、見下しもしない。なぜなら、人を値踏みすること自体が、自分の品を落とす行為だと知っているから。

「どの人にも敬意を持つ」って、すごく地味だけど、いい女の条件の最上位にくる項目だと、わたしは思うのです。ここがダメな女は、どれだけ他が揃っていても「いい女」には届かない。わたしはそう断言しちゃう。

弱さを見せられる女は、強い

「いい女=強くあり続ける女」というイメージ、ちょっと違うと思ってて。

本当に強い女って、弱さもちゃんと見せられるんですよ。「疲れた」「悲しい」「助けてほしい」が言える。

これ、わたし長年できなかった。弱さを見せたら負けだと思ってた。強がって、笑顔で、「大丈夫です」って答えて。で、ひとりになったときに泣く。

そうやって強がり続けた結果、近しい人にも本当の自分を見せられなくなって、どんどん孤独になっていったの。外側は「しっかりした人」、内側はボロボロ。この乖離がいちばんしんどかった。

ある日、信頼している友達に、思い切って「実は今、めちゃくちゃしんどい」と打ち明けたんです。そしたら、「気づいてたよ。言ってくれてありがとう」って。

そこから関係が深まりました。弱さを見せることは、相手への信頼の証でもあるんですよね。「あなたにならこれを見せられる」という。

強がる女はカッコよく見えて、実は周りを遠ざけている。弱さを見せられる女は、一見もろく見えて、実は深くつながる力を持っている。いい女は、強がらない。しなやかに、自分の弱さも抱きしめている。これがほんとうの強さよ。

年齢を重ねてもブレない女は、最強

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

若さは武器。でも、いつか必ず失われる武器です。

「いい女」の本当の試金石は、30代、40代、50代とどう年齢を重ねていくか、だと思うの。

わたし、20代の頃に憧れていた先輩たちが、いまどうなっているかをよく観察するんです。ある人は、若さにしがみついて痛々しい。ある人は、年齢を受け入れて、でも自分を磨き続けていて、どんどん素敵になってる。差はなんだろう、って考えたんですよ。

答えは「自分の軸があるか」でした。

自分の軸がない人は、若さが武器じゃなくなった瞬間、頼るものがなくなって迷走する。若作りに走ったり、卑屈になったり、他人を攻撃したり。

軸がある人は、年齢を重ねることを「深まり」として受け止めます。シワも白髪もふくよかさも、全部「わたしの一部」として抱きしめる。そして、自分にしかない価値をちゃんと育ててきている。

30代、40代になっても輝いてる女性って、20代からちゃんと自分の内側を育ててきた人なのです。外側じゃなくて。いい女とは、時間が味方してくれる女。年を重ねるほどに増していく女。そういう生き方を20代からしていた女、ってことよ。

いい女は、自分の「好き」をちゃんと知っている

もうひとつ、大事なことを付け足しますね。

いい女って、自分の「好き」を具体的に、たくさん持っています。好きな花、好きな香り、好きな曲、好きなカフェ、好きな本、好きな季節、好きな時間帯。

「好きなもの、なに?」と聞かれて、すらすら5個以上出てくる女は、もうそれだけでいい女の素質ありです。

逆に、「えー、好きなもの…なんだろう、特にないかも」って答える女は、自分と向き合ってこなかったサイン。これ、わたしが昔そうだったからわかるの。

20代のわたしは、自分の好きがわからなかった。彼氏の好きなバンドを聴き、友達が勧める映画を観て、雑誌が薦めるランチを食べて。全部「誰かの好き」を追いかけてた。

30代になって、毎日ノートに「今日気持ちよかったこと」「今日ワクワクしたこと」を書き始めました。最初は数行。でも続けているうちに、わたしの「好き」が輪郭を持ち始めたんです。

自分の「好き」を知っている女は、ブレません。流行に振り回されない。人の意見に飲まれない。なぜなら、自分の中に「好き」という羅針盤があるから。これ、想像以上に強いんですよ。

まとめ:いい女の正体は「自分で決めてる女」

「いい女」って結局どういう女のこと?10年考え続けてわたしが出した答え

ここまでたくさんの角度から「いい女」について考えてきました。美人かどうか、気が利くか、稼いでるか、断れるか、弱さを見せられるか、好きを知っているか…。

全部をひとことでまとめると、こうなります。

いい女とは、自分で決めてる女。

何を大事にするか、誰と付き合うか、何にお金を使うか、どう機嫌を取るか、どう年齢を重ねるか。全部、自分で決めてる。他人の正解に従わない。雑誌の特集に踊らされない。男の「好きなタイプ」に合わせに行かない。自分の人生の主導権を、自分が握っている女。

これがわたしの出した、いまの答えです。

だからね、もしあなたが「わたしっていい女なのかな」って不安になっているなら、こう自分に問いかけてほしいの。「わたしは、自分の人生を自分で決めてる?」って。

決めてたら、もうあなたはいい女です。決めてなかったら、今日から決めればいい。それだけ。

「いい女」は、生まれつきの才能でも、誰かに認定してもらうものでもない。自分で選んで、自分で育てていくものなのです。わたしもまだまだ途中。あなたも途中。一緒にゆっくり、いい女を育てていきましょうね。